エネルギッシュな人
よく食材の買い物にいく近所のスーパー。
帰りが遅くなり、21:30頃に買い物。
24時間営業なので安心。
好きな音楽をイアフォンで聴きながら、めんどくささを感じつつ、物色。
ヨーグルト、卵、ベーコン、トマト、アイスをカゴに、レジの前へ。
好きな音楽を耳に、並んでいると
「こんばんはっ!」
とっても大きな、ハリのある元気な声なもんだから、すぐに気がつき声のする方へ目を向ける。
レジのモニター越しに見える、背中が少し曲がったおじいちゃん。
ニョキッと伸びて見えるのが、おじいちゃんの大きな手。
「こちらへどうぞ、よかったらっ!」
すかさずイアフォンを外し、その大きな手が呼ぶところへ。
「ありがとうございます」
まだ、一つもバーコード読んでいないのに、しっかりと私と目を合わせてこの言葉をはなつおじいちゃん。
テキパキと無駄な動き無しに、バーコードを読み取りはじめる。
挨拶していないことに気がついて、私は「こんばんは」と小さい声でつぶやく。
「こんばんは」
おじいちゃんは手を止めて、しっかりと私の目をみて答えてくれた。
と思えば、すかさずバーコードへ。
お支払いが終わると
「いつもありがとうね」
・・・
カゴを持ちカウンターへ行き
買ったものを袋に詰める。
「なんなんだこのエネルギーは。初めて会ったような気がするのに、知らない間に見ててくれたの?24時間営業のスーパーでこんなエネルギーを、こんな繋がりを感じるなんて、期待もしてなかった。」
そう思いながら耳をすませてると
そのおじいちゃんの声は
「はい、どうぞ次のお客様、こんばんは!」
「こんばんは〜」
と若い女性の声。。。
この1分にも満たない、24時間営業のスーパーでの出来事。
疲れてるはずなのに、すごくエネルギーをもらって、まだ仕事ができそうな気分。
このおじいちゃんからもらったエネルギーって、なんかスゴイ。
彼からしたら、ただの一人の客でしかないのに。ほんの1分で愛を感じたくらい。
私も、将来こんなエネルギーをお裾分けできるような存在になりたい。
あぁ〜今日はとってもいい日だったな〜。
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